【コリン性蕁麻疹の症例】赤みとかゆみが出る不安でパニック障害を併発

コリン性蕁麻疹を発症し、その不安からパニック障害を併発してしまったYさん(25歳、女性、会社員)の症状が改善した事例をご紹介します。

 

この方は初回から10回の施術を経て、コリン性蕁麻疹の不安を感じず生活できるようになりました。

 

実際にカラダの状態を見た上で

・どのような経過で改善していったのか?

・どんな施術を行ったのか?

をご紹介します。

来院までの症状と経過

Yさんは2年前の夏からコリン性蕁麻疹を発症し、冬頃には悪化するようになりました。皮膚科で薬を処方されるもなかなか改善がみられず、次第に蕁麻疹が出るストレスで外出が思うようにできなくなり、パニック障害も発症してしまいました。

 

外出したくても行きたい場所に行けないことが今後も続いてしまうと困るため、インターネットで改善の手段を探していたようです。

 

自律神経に専門性があり、自分と同じような症状の人が改善されていたので、当院に来院されたとのことでした。

訴えている症状やお悩みは以下のようなものでした。

  • お風呂などで温まると赤みが出てかゆくなる
  • 寒い場所から暖かい場所に移動しても赤みが出てかゆい
  • 顔や頭皮に赤みとかゆみが出やすい
  • かゆみがでる不安感が強く、頓服薬が手放せない
  • もともとアトピーがある

施術の内容と経過

カラダの検査を行うと首の上部や右の骨盤の可動性に悪さが見られました。

呼吸をしてもらい、息を吐ききった時に筋力の働き具合をチェックすると力が入らず、この時点で神経の働きに問題があることもわかりました。

 

もともとアトピーであること、便が緩いことが多い、朝が苦手であることなどから、副交感神経の働きが優位になっているも想定できました

初回の施術

首を含む背骨や骨盤は神経の通り道となっており、自律神経の繊維も多く含んでいます。

自律神経は各内臓に分布している他、血管の収縮拡張や呼吸数の調整など、生命維持に関わる様々な機能を維持しています。

 

そのため、まずは背骨や骨盤を調整していくことで自律神経が適正に働くようになり、カラダの機能も回復していくだろうと考え施術を行っていくことにしました。

 

さらに副交感神経が優位に働いていることが想定できたため、鍼の刺激により副交感神経を抑制させることに取り組んでみました。

2回目施術

初回の施術から1週間後の2回目の施術。

 

この1週間で蕁麻疹が出たのは2回ほどで、いつもより頻度がかなり少なかったとのこと。

2回ほどでた蕁麻疹は、顔周りが熱くなり、赤みもかゆみもあったようでした。

 

施術の方向性は良さそうです。この日は交感神経の繊維が集まる背骨と肋骨周りを刺激し、その上で副交感神経を抑制させていく鍼の施術を行いました。

3回目施術

2回目の施術からさらに1週間後の3回目施術。

 

気温差があると顔と頭皮がかゆいけど、今回は蕁麻疹は出なかったようです。

近日中に結婚式に招待されているとのことで、知らない人も多く、その中で蕁麻疹がでたらどうしようと不安になっているようでした。

 

前回同様の施術を行い、頭にたまった熱を放散させる目的で頭のツボにも鍼の刺激を行いました。

5回目施術

前回施術からさらに2週間。

 

結婚式に無事行くことができたとの報告。
ドキドキすることはあったが、蕁麻疹の症状は起きることなく、ワンピースも着ていけたようです。

 

結婚式に参加したという経験が、成功体験となり少し自信も出てきたようです。

施術内容は引き続き、背骨や骨盤などの構造的な部分の矯正や副交感神経の抑制を目的に行いました。

10回目施術

初めて来院してから4ヶ月。

 

今ではほとんど蕁麻疹が起こらなくなったYさん。

外出しても不安感はなく、パニックの発作も蕁麻疹の頻度が減るにつれて起こらなくなっているようです。

1ヶ月ほど施術間隔を空けてもひどい赤みやかゆみがほとんど起きていないので、集中的な施術は終了し、定期的なメンテナンスで様子を見ていくことになりました。

まとめ

今回のケースは、や骨盤などの構造的な問題により神経の働きを悪化させていることと、副交感神経が優位となり、副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンが影響して蕁麻疹がでているという見立てで施術を行いました。

 

当初の見立てどおり、首や背骨の適切な矯正と副交感神経を抑制させる目的での鍼による刺激で順調に症状が改善されていったケースでした。

 

パニック障害も蕁麻疹がでることで不安感が起きていたため、蕁麻疹が改善されていくにつれて症状が軽減していきました。

また背側迷走神経といわれる環境的な要因ではたらく副交感神経があり、それが機能することでパニック障害が起きていたことも可能性として考えると、副交感神経の刺激も効果的だったのだと考えられます。

コリン性蕁麻疹やパニック障害が改善したYさんの感想

コリン性蕁麻疹とパニック障害が改善し外出できるようになりました

お客様写真

2年前にコリン性蕁麻疹を発症し、皮膚科で薬を処方されるもあまり改善されませんでした。

蕁麻疹が出るストレスで外出が思うようにできなくなり、パニック障害と診断され頓服薬が手放せない状態でした。

 

そわか堂さんでは、カラダの状態や症状のお話や適した施術をしてくださるのでとても安心感がありました。

おかげで蕁麻疹の症状がどんどん改善し、気軽に外出もできるようになりました

 

通い始めてよかったです。

Y様 25歳 女性 会社員

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

はりきゅう・整骨院そわか堂